
周辺ガイド-ぎんどろ公園
ぎんどろ公園は、花巻市文化会館の正面向かいにある公園です。文化会館の施設も含めて、ここは宮沢賢治が教鞭をとった元花巻農学校(現在の岩手県立花巻農業高等学校)の跡地です。
公園内には、宮沢賢治が大好きだったといわれるぎんどろ(銀白楊)の木が植えられております。「ぎんどろ」は、ヤナギ科の落葉高木で、別名「ウラジロハコヤナギ(裏白箱柳)」とも呼ばれます。
ぎんどろは、葉の表面緑色に対し裏面に白毛が密生し、風に揺られると木が銀色になることから名づけられたそうです。
宮沢賢治の詩集「春と修羅」第二集の中で、『二本の白楊(どろ)が立ってゐる』との記述がありますが、これはぎんどろのことであります。そのぎんどろの木はひときは気高くそびえ立ち名実共に花巻市文化会館のシンボルとなっています。
公園内は、たいへん広く、芝生の中にさまざまな樹木が植えられています。暖かくなって桜の咲く季節がやってくると、写真のように近くの保育園児が散歩によく訪れます。夏は木陰で涼をとりながら一休みしたり、音楽を聴いたり、秋は紅葉を楽しみながら落ち葉を踏み散策できます。また、公園内にはいたるところに宮沢賢治に関係したモニュメントが配置されていて、賢治ファンならずとも楽しめる場所でもあります。
このぎんどろ公園では、文化会館で開催される吹奏楽とか、コーラスの発表会などで、最後の音合わせをしたり、発声の練習をしたりする光景を見かけることがあります。このようにぎんどろ公園は、花巻市文化会館と一体となり、年間を通じて市民に安らぎの場、憩いの場を提供しています。
ぎんどろ公園の四季折々 [春] の表情

- 公園内の桜のもとでお花見を楽しむ

- 一段と存在感を示すぎんどろの木

- 萌黄色に染まる公園内

- 春の日差しを浴びるモニュメント

- 公園内にある池に水が張られました

- 水飲み場と公園の芝生
ぎんどろ公園の四季折々 [夏] の表情

- 強い陽ざしを木立がさえぎります

- この時季のぎんどろの木はたくましく

- 日陰のベンチで読書はいかが・・

- 刈り取られた芝生とモニュメント

- 木々の枝葉が強い日差しを遮ります

- 真夏の日差しはとにかく強いです
ぎんどろ公園の四季折々 [秋] の表情

- 紅色に染められた公園内の木

- 日陰も長くなり

- 芝生にも落ち葉が目立つ

- 紅葉のすすむ公園内の木々

- 木々の下は落ち葉いっぱい

- ぎんどろの木の秋はまだ!
ぎんどろ公園の四季折々 [冬] の表情

- 初冬のぎんどろの木

- 葉を落とした公園内の木々

- 落ち葉の山、山・・・

- 池に注ぐ小川に浮いた枯葉

- 初冬のぎんどろ公園内

- 落ち葉と雪と青空




