この物語は、双葉町にある松庵寺の前住職、小川金英さんのお話です。
小川さんは、明治38年に生まれました。(子供のころの名前は金次郎です)
14歳のころに、育ててくれた父と母が病気で亡くなってしまったので、残されたおじいさんと妹・弟たちのために、馬車引きや魚売りの仕事をしました。
一生でもっとも苦しかったのがこのころで、苦労をしながら働く金次郎を力づけてくれたのが仏の道だったのです。
来迎寺(らいこうじ・日詰のお寺)の和尚さんに仏教を学んだ金次郎は、多くの人々に仏の教えを話してあげました。その努力が認められ小川金英という名前で和尚さんになり、花巻の松庵寺の住職として働くことになりました。
これまで、たくさんの人々に助けられたという思いから、困っている人たちを助けてあげ、みんなで生きる喜びを分かち合ってきました。
舞台には、市内の小学生がたくさん出演します。毎日一生懸命練習しておりますので、ぜひ実に来てください。 |