盆も近いある日、花丸屋の次男の浩司とその恋人の明子が帰省。共に大学生だ。
浩司の部屋は祖父のトランクを片づけている時に手紙が出てくる。それは祖父が昔書いたものだったが、途中から焦げていた・・・。
夜の北上川原で浩司と明子が話しているうちに、二人は『空間の異常』を発見する。そして・・・すでにここは、昭和5年の花巻。浩司と明子はタイムスリップした。
二人は謎の旅芸人に出会う。そして花丸屋の前までやってきた。そこに帰ってきたのが、浩司の祖父・花丸屋の若旦那・庄市だった。
再び昭和5年の花巻に。
タイムスリップをした和也・浩司・明子の三人は、花丸屋の前にやってくる。庄市の部屋で大旦那との激しいやり取りの後、浩司がこっそり畳に置いたお菊からの手紙を読んだ庄市は、自分がお菊にあてた手紙を火鉢の中へ・・・。それが、「あの手紙」だったのだ。
平成3年の新花巻駅。由美が仙台へお見合いに行く日。和也は由美への想いを告白。二人はお互いの心を確認し結ばれた。
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