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第14回 『こぶしの花』

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HANAMAKI SIMIN GEKIJYO
第14回花巻市民劇場ポスター 第14回花巻市民劇場集合写真

公演タイトル 第14回「こぶしの花」
  −町村合併にまつわる物語−
公演日 平成2年3月3日(土)18:30、4日(日)14:00
作者・演出 脚本:藤井利雄
演出:高橋一正
入場者数 3日:457人、4日:469人、合計:926人
参加者数 171人


あらすじ
  昭和29年2月、市井では町村合併の話題でもちきりだった。
食堂を営むフク。兄哲郎が住む飯豊村成田部落は北上市への合併反対運動中だった。

  昭和29年4月1日、1町5村の合併により、人口53,853人と県下で第3番目の花巻市が誕生した。

  あくまで反対の住民は、子供を南城中学校に通わせたい想いから、南城地区の親戚縁者に頼んで養子縁組させるという妙案を出し、すぐさま行動した。根強い皆んなの熱意が実り、成田地区の一部が来月には花巻市に編入され、その祝賀の席に県知事も来るというのである。
 花巻の中心街では、編入された成田地区の住民が手旗を振って行進していた。だが結果的に成田地区は行政上二分され、住民の間にはわだかまりが少なからずも残ってしまった。


 
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