舞台は、故郷の民謡、芸能を背景に祖母と母との会話から始まります。
若くして、青春を散らした学徒、農村の青年・・・・・・その手記の朗読を中心に戦争を知らない若い人々にも、あらためて戦争を、その中にあったさまざまな青春を思い起こしてもらおうというものでした。
過酷な運命の中に燃えた鮮烈な青春・・・「岸壁の母」「同期の桜」「南部牛追唄」など数々のメロディー・・・老婆の回想・・・都会に進学した娘の故郷をなつかしむ心・・・その中で娘はいう。下宿先のおばさんは、今でも一人暮らしをしている―許婚の学生が戦死してしまった―ドラマの始まりです。
中に、花巻出身戦没者の手記も数編織り込まれていた。 |